雨霞 あめがすみ

過去に書き溜めたものを小説にするでもなくストーリーを纏めるでもなく公開します。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

水色の日傘 27

ほんまに油断も隙もないな----私は腹の中でそう思った。徳田の視線は成り行きに注目しているようでチロチロと水口の背中やお尻付近を移動するばかりだ。女子たちは皆夏物の薄着だ。頭の中で何を考えてやがる…。こういうのを見るとやっぱり嫌な奴だと思わざる…